春らしくなってきて、外に出たくなる
ランニングでも始めようかなと思う、そんな時
足の使いかたにも気配りしていますか???
運動や旅行からの帰りに膝が痛い
そういった人が年々増加しています。
若いころは筋肉でなんとかカバーできたのかな
とか、膝が痛いなんて年取ったな
なんて思ってしまいますよね・・・
でも、膝の痛みは、年寄り特有ではないのです。
足の運びに原因があります。
昔の日本人は、草鞋や下駄を愛用していました
そして、終戦後からはどんな人でも靴を履ける
そういう時代が広がり
日本国民の殆どが靴を履く習慣がついたのは
まだ100年もたっていないのです
ここにも、膝が痛くなる人の増えている原因が
見受けられます
なぜか、人間は身体の中心軸が定まっていると
躰が疲れにくくなります。
スポーツでのパフォーマンスもあがります。
そして、草履や下駄は、つま先で歩こうとすると
とても疲れるし、鼻緒が切れやすくなります。
なので、親指と人差し指の間にぐっと力を入れなくなる
鼻緒が指の間に食い込むととても痛いし
草履や下駄の持ちも悪くなってしまうので
自然と踵よりに体重が行くのです。
でも、踵ばかりでもかかとが凄く痛くなる
だから、土踏まず付近に自然と体重がいく
これが、本来の良い体重の乗っかりどころなのです
ですが、靴を履くようになってからは
つま先に体重が行きやすい癖が付きます。
前のめりで歩いている方、多いですね…
前のめりで歩いてしまうと
足の付け根も縮みやすくなり
リンパの流れも悪くなって足が冷えてしまいます…
そして、モモの筋肉の使い方も悪くなり
結果、膝周辺も固まって、膝の痛みが起きてしまいます。
アスリートの方も、つま先を蹴るように走るので
自然と膝を痛めやすくなります…
女性は、パンプスやヒールを多く履いている方は
モモも張り、つま先もスネも固まり、膝にも来やすくなるのです
軟骨等、骨自体には神経は走っていないので
痛みの原因が骨にあるわけはないのです。
年齢を重ねて膝が痛い場合に、骨や関節に目を向けますが
膝の骨や関節ではなく、足首や足の付け根の関節の動き
モモ周りの筋肉の張りに原因がある事が多いです。
でも、膝のお皿の動きを良くしてあげるように施術したら
膝の痛みが楽になる人いるよ、という方もいらっしゃるでしょう
これは、お皿の動きを良くしたことで、そこに繋がる筋膜の動きが
良くなった可能性と、膝周囲に固まっていた、硬結した石灰質がほぐれた
それが、その人にたまたま当てはまって解れた場合に結果が出たのです。
なので、膝の痛みには、膝だけを見るのはご法度です。
少し痛いだけなら、短い時間の処置でもすぐ良くなりますが
足首の運びや足底筋膜の硬さもみる事も大切
また、アスリート系の方や、身体を良く動かす方の膝の痛みは
太ももを解してあげる事も大切なのです。
全身は繋がっています。
繋がりを見て行ったとき
躰の使い方、日常生活の過ごし方
普段履いている靴がどんな靴でどんな使い方か
それを、一人ひとりに注意を向けてみたときに
膝の痛みへのアプローチはとても広がります。
自分自身の膝の痛みを解消したいときも
自分がどういう歩き方なのか
つま先重心になっていないか
よく考察してみてください。
強く揉みほぐす必要は全くありません。
強く揉まれることに慣れてしまった身体ほど
解しにくく、また、解れにくくなってしまっているので
ちゃんとリンパが流れるように気を付けてあげましょう
強く揉んで良い場所といけない場所を使い分けていない
そういう施術家がまだまだ多いようです…
だいたいの学校で習う施術方法は現代人には
合わなくなってきてしまっています…
学校で教えているベースはとても古いです。
なので、基礎を身に着けるのにはとても良いので
学校には行ったほうが良いのは確かです。
東洋医学は素晴らしいです。
ですが、東洋医学はとても古い歴史があるので
経略、ツボ、を意識するのは良いのですが
揉み方、ほぐし方まで昔のままでは追い付きません
私達は食も、生活も欧米化してきています。
という事は、知識や流れは東洋式を取り入れても
躰のほぐし方は、東洋式の良い所と西洋式の良い所
それを融合させる必要があるのではないでしょうか
そんな事を最近はものすごく感じます。
お客様から、他の整体師さんとほぐし方が違う
というお声を良くいただくのは
私は習ったまんまではなく、考えて仕事をしているからです。
また、考えてばかりだと、指先のセンサーが鈍る場合もあるので
感覚も大切にします。
それでも、まだまだだな、と日々思っているので
智慧と感性を大切にしたいので
仕事以外の時間でも身体の事、心の事を考える時間を
必ず持つようにしています。
せっかく、人と一緒に自分も元氣になれる
健康になりやすい仕事についたのに
仕事が終わったら
お酒を飲みながら、唐揚げだか何だか
健康に悪いものを身体に取り入れ、そんな体で
そんな事をしている手で、翌日に人に触れている
そんなセラピストがまだまだいるようですが
同業者として、情けないです。
人に健康、健康って言うならば
自分の飲食物がどんだけのもんか見つめて欲しい…
そういう意識をもって、人の痛みと向き合ってほしい
膝の痛みで悩んでいる人は本当に多いのです
だから、膝の痛み治します
なんて看板を出していたりする。
安さを売りに看板を出している場所は最悪、初回割も最悪
安いからこんなもんか、と思われる覚悟の値段だから…
高いのに口が上手で、通えば良くなるって
頻繁に通わせるところも結局、拝金主義の先生で
先生の自家用車を見ると高級車だったりしてガッカリする…
結局は、安い、高い、関係なく、お支払い頂いているのに
そこに変わりはないわけで
しかも、膝の痛みとか、痛み専門とか売り出していて
だから行った以上、治せないと意味がないわけで
何とかの痛み専門って謳っているなら
その痛み、治さんかい!ってつっこみたくなる…
痛みの起こる原因を見る、知る、治す
これがプロフェッショナルに出来るなら
大いに看板をだすのはありですが
プロフェッショナルではない、ただ
肩こり、腰痛、膝板、骨盤矯正っていう
そいうキーワードが集客になるからってだけで
そいう売り出し方をするなら、思いやりがないと
私は思う。セラピストには思いやりと禁酒が大切です。
膝の話からかなりそれました・・・失礼おば
とにかく、膝の痛みであれ、部位別の痛みは
その場所だけを見るのはナンセンスって事なのです。