なぜ身体に良いはずのヨガで身体が痛くなったのだろうか?

ヨガをして、身体が痛くなった

レッスンについていくのがやっとで

習いに行くのが嫌になっちゃった・・・

最初の頃は気持ち良かったんだけれど

最近なんだか、ヨガ熱が冷めてきた

って感じで、ヨガが続かない人が増えているそうですね。

なんで、ヨガやスポーツをすると逆に体が痛いんだろう

その原因は、身体の使いかたと、筋肉のメカニズムにあります。

ヨガは、ポーズを止めた状態で呼吸を整える

筋肉を伸ばしている事が多い、ここに原因が見えてきます。

筋肉は、適度に動いていないと緊張してしまうのです。

伸ばしっぱなしはとても危険です。

振動を加えたり、微細な動きを加える事も大切

だから、呼吸を留めない、深い動きのある呼吸が大切。

年齢を重ねて筋肉が硬くなっている

肩こり、腰痛が酷い、そういう場合は、

ポーズを長く保ちすぎると筋肉を傷つける事があります。

自分では深い呼吸をしているつもりでも

お腹や、胸周りが呼吸でしっかり動いていない人もいます。

筋肉は収縮と弛緩をして体を動かします。

収縮しっぱなしだと、血流が悪くなります。

大切なのは、弛緩、ゆるめる、リラックスする事

なのですが、ヨガやストレッチはやり方を間違えると

収縮が多くなってしまいます。

伸ばしっぱなしでいる事も、硬くなってしまうのです。

私がヨガをやる時は、英雄のポーズの前は、腰の上げ下げを

必ず取り入れます。立木のポーズも、膝を伸ばしすぎない様に

手を挙げている時間が長くなりすぎない様に気を付けます。

必ず、緩める動作を入れるように実は気を付けているのです。

ヨガは、元々は女性が行うものではなかったのです。

5000年前のヨガは、男性しか行ってはいけなかったのです。

今では、逆に女性主流になっている感じです。

これは、ファッショナブルさや流行性があるから

元々のヨガは、瞑想や哲学がメイン、修行的なものでした。

なので、女性が下手にポーズを追い求めすぎると

腰痛や肩こりの原因になってしまいます。

だから、私は、ポーズにこだわりすぎないのです。

呼吸と意識と、リラックスが大切なのです。

競輪選手、バーベル選手、ランナーといった

モモの筋肉を駆使するスポーツの人には腰痛が多いです。

腰痛の男女比率を見ると、男性の方が腰痛が多いです。

筋肉がある、筋肉を使う人ほど、腰痛が多いのです。

だから、腹筋をつけても腰痛予防にはならないのです。

今、筋肉女子とか流行り始めていますが

筋肉女子の人は、気を付けないと腰痛になりやすいです。

硬い筋肉は腰痛を引き起こすからです。

ストレッチをして、筋肉を柔らかくしても

ストレッチの方法を間違えていたら、腰痛になります。

ハードな運動をすると活性酸素が増えます。

活性酸素は老化の原因になります。

だから、スポーツクラブのインストラクターが

遠目で見ると雰囲気で若々しく見えるのに

近くにいくと、シワが多かったり、

首回りが年齢の割には弛んでいたりするのです。

活性酸素が増えない程度の運動が本当は良いのです。

運動は身体に良い、と言われてもやりすぎはNGです。

身体を動かさないのはもっと良くないですが

筋肉や細胞を傷つける動かし方には注意を払うべきです。

インストラクターは、教えるプロです。

そのため、基礎と決まりをちゃんと教えます。

ですが、解剖学から紐解くと、無理はしないほうが良いのです。

あなたが苦手なポーズは、苦手でいる事で、

これ以上身体を傷つけない様に、守っている場合もあります。

どこを伸ばすと痛いのか、どっちに動かすと痛いのか

身体の声を聴きながら、無理のない様に動かしましょう。

呼吸の、吸う、吐く、も基本、伸ばす時に吸う、緩める時に吐く

ですが、人によっては逆が気持ち良い人もいます。

伸びすぎを身体が制限したく

伸ばすと痛い場所が出るのを避けたくて、呼吸を制限している

そういう身体の場合もあるのです。

その場合は、無理に伸ばす必要はありません。

痛い所をまずは、柔らかい筋肉、繊維状態にしてあげるのが先決

少しずつの改善も大切なのです。

身体はいきなり変化させようとすると制限をかけます。

意外と、心の方が、決意をすると変化が速い事もあるのです。

ゆったり、焦らず、優しく、自分も愛して変化を楽しむ。

振り返った時に過去より辛くない、それが

リバウンドしにくい、戻りにくい事に繋がります。

急にできた痛みは、治りも早いですが

時間をかけて出来た、ずっと付き合っている痛みは

見つめ方、アクションの仕方次第で

治りが早いか遅いかに分かれます。

どうか、焦らずに見つめてあげて下さい。

無理をして、筋肉や関節を駆使しない様に

自分を愛せれば、周りにも寛大になるので

ポーズが綺麗かどうか、よりも

身体に向き合おうとしている自分を褒めて

愛して、ゆったりとスポーツする事を心掛けて下さい。