整体師、治療家がセミナー選びを失敗するのはなぜ

久しぶりにブログを書いています。週に一度は更新していたのですが、なんだかあっという間に時が過ぎ、ブログを書いていませんでした。

私事ですが、昨日は久しぶりに対面型セミナーに行ってみました。3時間だけのセミナーだったので、それほど密にもならなそうだしと、アルコールスプレーや、使い捨てペーパーシートを持って参加、手ごたえは微妙なセミナーでした…

そして、夕方からご予約が入っていたので、不躾で申し訳ありませんが、セミナー後半の本セミナーへのお誘いトークの所で退出させていただきました。いつだって自分に素直に生きたいのさ~

セミナーに参加するときに、エビデンスや理論がちゃんとあるのかを気にして参加するようにはしているのです。まぁスピリチュアル系は科学的根拠がまだ解明手前なので別ですが。

で、昨日のセミナーはというと、医療現場でも結果が出ていると言っているし、講師は今後テレビ番組にも出る予定のある方だし、信用して参加してみました。

ところがです。私の不調は改善されずだったのです。セミナーにでると、テクニックを教えて頂けたり、講師に手技も行っていただけるので、よくなれば良いなという感じで参加しましたが、セミナー終了と共に余計に痛みは増して帰る事になってしまいました。まぁ原因はわかっているのですけれどね。

帰宅後には気持ちがほっとしたのか、少しずつ良くはなり、自分で調整してやっと改善は出来てきました。

セミナーに行く前に最近は自分の体を悪い方に仕込んで参加するのです。昔は、良い状態で参加するようにしていたのですが、研究好きな性分が出てしまい、肩と腰のテクニックのセミナーと聞いていたので、肩こりを自分で起こさせてから参加したのです。

結局、私の不調の原因は内臓とエネルギー(経絡)のつまりを発生させた事が原因なので、そのセミナーでは治すことは出来なかったというだけなのです。

セミナーに参加しても思うように結果を出せない方が大勢いらっしゃるようです。だからこそ、セミナー産業が流行るのです。講師業が流行るのです。みんなジプシーになるから。

結局最後は本人次第なのですから。そして、ほとんどの方の不調の原因は内臓に負担をかけた生活様式と、血流不全であるのです。骨格が異常なのに痛みがない人は世の中にいます。ですが、骨格が正常なのに痛みがある人の方が最近は多いのです。

もどりなし、なんて言葉に踊らされてセミナーに参加していませんか?戻りは必ずあります。生活習慣と、思考の癖が改善されていればもちろん戻りはありません。

もどりなし、の手技を習って、ホームページにそれを載せて、リピーターがいない、それは戻りがないからリピートしないというわけではなく、他のお店に行ったか、その人がもう諦めてしまったかなのです。

手技業界はどうしても、トークがうまい先生が残ってしまう業界です。自信がみなぎっている先生がどうしても儲かる業界です。

なぜなら、不調や悩みを抱えている人は、メンタル的にも疲れてしまい、拠り所を探している人が多いからです。そういった人を相手にしているという覚悟で接している先生は少ないです。そういうった人をカモにしている先生だらけです。

自分で改善できない問題を一緒に悩んでくれる先生よりも、自信満々に、大丈夫、大丈夫、こういう理由だから、また悪くなっただけ、良くなるよと言い続けてくれる先生の方に人は傾いていくのです。

悪くなっても良くなる、その繰り返しが起こる、そんな当たり前の事をどうどうと言ってくれる先生に人は集まるだけ。

本当に改善するには、一緒に悩み、その人のカルマまで紐解き、心も開放できて思考の癖を手放してあげられた時、本当に戻りなく、幸せな生活までを提供できるのですが、この作業は本当に難しいです。

開放できたと思っても、また悩みが出て、不調が出る、人は一生悩み続ける高等な生き物だから。

クライアントさんが心を閉ざしていたら、その心を少しずつ開いていく、信頼関係を結んでいく、そこに手技やテクニックよりも力を費やすことが大切になってくるのです。

だから、セミナーで新しい事を学ぶのは大切だけれど、その人が不調になった根拠までを紐解けないと、どんなセミナーに参加しても、テクニックジプシーで終わるだけです。

しかも、骨の変形や生まれつきの骨の異常からの不調の完治には骨を正常な位置にする必要があるので、医者でも難しい領域なのです。

骨格の異常を治す事と、痛みを感じにくくすることは別物なのです。なのに、無知な人をカイロやら骨盤調整やらの名目で骨を動かしているとか出来てもしていないことを言って騙している。

骨はもう外科手術ですね。筋肉や筋膜の固さから来ている骨のズレによる痛みなら、そこをアプローチすれば良くはなりますが、そもそも骨が曲がっているとしたら、3日に1回は施術をやり続けて定着させていってあげないと、物理的に骨は難しいです。カイロでバキバキとか、痛くないカイロとか、骨盤調整ってあれは一時的に骨に隙間を作ったり、遊びを作っているだけであって、骨事態を変えられているわけではありませんから。

私は一通りのテクニックのセミナーには参加しまくりました。だから、テクニックを身に着けるのも、手技を重ねるのも大切な事はわかります。対処案が多ければ多いほど、潜在意識にそれがしみ込んでいれば、身体を触った瞬間に勝手にその人にあった力加減やベクトルが生み出せるから。

ですが、セミナーに行っても結果が出せなくなり、躓き始める時はどんな治療家さんでも出てきます。私も、好調と不調を繰り返してしまいます。

その時に見つめないといけないのは、手技が間違えていたのかな?とか、あのテクニックはこの人には効果はないのかな?とかではなく、クライアントさんの本当に抱えている悩みは何だろう?どうしてその痛みが出たのだろう?どうしたらその痛みに寄り添い、開放できるのだろう?そして、本人からどうしたらポロっと本音や痛みの事を切に話し始めてくれるのだろう、という所が大切だと本当に感じます。

そこまで考えていると、相性の合う治りたいと前向きな方は必ずまたリピートして下さいます。相手が諦めてしまったり、どうしても波長が合わなくなって、相手の波長が下がりすぎて引っ張られて、自分の波長も下げて他のお客様にも迷惑をかけかねないお客様の場合は、お客様の方から波長の低い場所に離れてくれます。

私は、この原理を利用して、自分の波長をわざと下げてみた事があります。すると、本当に波長の低い依存的な方が見事にやって来ました。でも、このままではいけないと自分の波長改善とメニューの値上げと色々改善した結果、見事にお客様相がガラッと変わったことがあるのです。これが科学的根拠はないけれど、見える化したスピリチュアルな世界です。

話がかなりそれました。

セミナーの話に戻りますが、良く講師の人が、私は何千万も投資して学んできました。ですが、あなたは私に出会えたから、そこまで投資する必要なありません。という話をしますが、この話にも落とし穴があるのです。

自分も何千万も投資しないと、その先生みたいになれないかもしれない、というブロックが無意識に心にかかってしまい、その先生と同じくらいの額を投資してやっと自信が出てくる、という施術家が世の中にたくさんいるのです。

その先生の収入に追い付きたいのですか?その先生くらい勉強をしたいのですか?あなたの魂が本当に求めている事は、目の前の人を笑顔にしたい、ただそれだけなのではないでしょうか?

権威性のある先生、マスコミに取り上げられた先生、延べ何人以上がとか数字表現の数字が大きい先生の元でたとえ学んだとしても、自信の持ち方が、その先生の元で学んだから大丈夫という自信だと、すぐに崩れてしまいますし、人生の後半で自分がむなしくなります。あ~私は結局目の前の人に寄り添っていたのではなくて、手技に陶酔して、すごいでしょすごいでしょって見せたかっただけなんだって。

せっかく、人に寄り添う仕事を選んだのなら、自分らしく、楽しく、波動は高く清らかに日々を過ごせば良いのでしょうね。そうすれば、その自分らしさと相性の合うお客様が集まり、楽しくお仕事ができます。

まずい料理店なのに、食中毒が起きていないから、人が集まっているという不思議現象もあるのですから。やはり、同調原理で、似た人に似た人が集まることもあるのです。

だからこそ、日々自分をエネルギー的に心地よく、明るく、軽く波動を上げてハッピーに過ごす、それがどんな仕事を行うにしても原点で、長く仕事を続けたいのなら、お客様も良い人が自分の周りに集まるようにすることが良いのでしょう。

売上ばかりに囚われると、自分に相性の合わない人が集まり、結果ばかりを追い、セミナージプシーになり、これで最後、この先生が最後と言いつつ出資額を見たらセミナーに数千万なんて事が起こっている!!だから、セミナー産業がこのコロナの時代でもやれているのでしょう。オンラインで指導も増え始めていますしね。

儲けたいのなら、講師の方に回って、私は何千万も自己投資してきました、あなたにそこまでの額を使わないでも良いように、私のノウハウのすべてを伝授します、とやれば良い、そして、また儲けたい人が、同じ手口で生徒を集める、そんなエンドレスゲームが本当に垣間見えています。

自分を幸せに、周りも幸せに、それに対してやることは?やりたいことは?心から魂が求めている事はなに?

セミナー選びに失敗せず、一生学び続け、一生成長して、でも自分の時間も大切に、自分の魂が喜ぶ時間も作って生きられたら良いなと私は感じています。

権威性や知名度やマスコミうんぬんに囚われたセミナー選びはやめにしませんか。自分を信じられる様に、自分を愛せるように過ごしたいですね。