三寒四温という言葉の通り今の時期は寒暖差が激しく、身体がこりやすく痛みが走りやすい季節です。
しかも、昨今の異常気象でより寒暖差が激しく、頭頂部までのコリも発生しやすく、つま先から頭までとても凝っている人も増えています。自律神経も乱れやすいので背中のコリやこわばりを感じやすい時期でもあるので、背中をほぐしてっていう人も出やすいでしょうね。
そうこう言っている私も、背中が最近少し痛いので、自分でセルフ整体しています。
なぜ自分で行うのかというと、身体の事をちゃんとわかっている先生が遠くにいるので人にやってもらうとなると遠方まで出向かないといけなく、今のご時世で遠方に行くのは、少し避けた方が良いかな、とそのため最近は生理と寒さと予約が続いた疲れが重なり身体が少し悲鳴を上げ始めていましたので、自分をケアする時間もとってみました。
で、なぜ私があまり整体やカイロに行かないのかというと、ほとんどの場所が背中が痛いというと上から垂直にゴリゴリおしてくるから嫌なのです。上からゴリゴリ押してきて、力加減はどうですか？と聞いて来るから、力加減じゃなくてそのほぐし方をやめて欲しいと言ってしまったら、なすすべもなく、立ち尽くされてしまった事が多く、担当者が変わるか何かで無駄な時間を費やされてしまった事もあります。
あと、国家資格をもっていないのに平気でチラシに治療しますとか書いている人とかガッカリしてしまうのです。言葉は間違えても良いと思いますが、法に触れるのはどうかと思います。
力加減どうですかって、もっと強くと言われたら上から強く強く刺激して、身体をどんどん傷つけて 身体の知識の無い人は、感覚がマヒしているだけなのに痛みがなくなったと思い込み、悪循環が起きていることにあまり気が付いていません。
整体慣れしている人ほど強い刺激を求めやすく、確かに強い刺激が有効な場合もありますが、施術部位や筋肉筋膜の走行を間違えてほぐすと筋繊維を傷つけてしまう事もあるのです。
日常生活での疲れを放置するから、身体は痛くなるのですが、日常生活での痛みさえも感じにくい身体になって自分をお休みさせることを忘れてしまったらそれは本当に良くない事です。しっかりと休むこと、良質な睡眠をとる事も大切なのです。
だから、本当に背中をグリグリ上から垂直に押す施術はやめて欲しいと切に願います。人の感覚を下げますから、感覚受容器の制度が下がり、老廃物の溜まりやすい身体になったり、リスクが高まります。
腕の骨の構造も広げてはいけない骨を広げようとしたり、逆に関節の間の癒着を取り広げた方が良いところを狭めてしまったり、なんだか不思議に思う施術をされてしまう事がまだ多くあるので、あんまり私は人に触られることが好きではないので、最近は自分で自分をほぐしています。
で、結局は施術のあとにビタミン系や骨を強くするとか酵素系とかそういったサプリを飲ませたりほぐして揉みしごいて壊した筋肉をサプリで下手に修復させているから、内臓が弱って頭痛持ちになってしまったり、いろいろな弊害を起こしています。
小腸の状態が悪いと身体は色々と弊害が起きてしまうから、サプリなら小腸を整えられるサプリが本当は良いのですが、下痢なら下痢止め、便秘なら便秘改善とどちらかに偏ってしまって、また腸内環境をアンバランスにしてしまったりしています。
背中をグリグリ押しても指圧する方向を間違えたら、体内に疲労物質をさらにためやすい身体にしてしまう事を知っている人がまだまだ少ないです。
気持ちよさだけを求めて身体を自分から悪くしている人が本当に多く、自分の躰の声を聴く力が弱っている現代人が増えているなと最近は感じてしまいます。
ヨガも、もともとは男性だけに許された神に近づく修行のツールでしたので、ポーズの完成を求めすぎたり、負荷をかけすぎると身体に負担をかけてしまう事もあるのです。
普段から運動をしたり肉体労働をしている人と、デスクワークばかりの人と、家事や育児に追われて身体の使い方に偏りが出ている人と、スピリチュアルに入り込みすぎて霊障を受けて痛みが出ている人とそれぞれ凝り方は違うのですから、ほぐし方も違うのに、マニュアル的な事や、どこかのセミナーで習った事をその人その人に合わせて対応するのではなく、セミナー講師の力加減はこうだったからこうだなとかそっくりそのまま真似をしても有効ではない事は当たり前なので、施術者は自分の手の感覚を磨くことが一番大切だな、と誰かに身体を触られるたびに勉強になります。
整体慣れをして身体を強くほぐされるのが好きな人はそれはそれで個人の自由だと思いますが、本当の意味での好転反応や毒だしの反応が出にくい身体になってしまったり、それほど肉体労働をしているわけではなく、食生活にも気を使っているのに疲れやすいという場合は、自律神経の乱れや根深いコリが潜んでいる場合があるので、身体の中にコリが溜まりにくい状態に改善されていくと良いですね。
そして毒が溜まりすぎている人には本当の意味での好転反応を出してあげたり、身体が改善するお手伝いをする事が整体師のお仕事なので、揉み返しと好転反応の違いがちゃんと分かるように、躰の状態も10人10色なので導けるように、マニュアルだけや学校での授業だけに偏りすぎず自分も信じて励んで生きます。