先日アパホテル会長と社長の書籍を読みました。
人生に奇跡を起こすわらしべ長者の魔法という社長の書いた本と、強運というあの帽子の会長が書いた本を読んでみた感想を今日はブログにしてみます。
強運のほうは、ちょっと時代的に2018年以降には通用しない内容が多く感じ、これはコロナ前の戦略的にはとってもすぐれた手法だな、と思いました。世情が今はクリーンになって来ているので、人との繋がりかたや繋がる人によって大規模経営の人は気を付けないといけない時代になっているので、下手な繋がりは命取りになる事がありますので、強運のほうの思想と行動だと、足を引っ張られかねないのです。2018年から30年間はさらけ出しすぎると危険になってしまいます。もしも強い爪があるのなら、ここぞという時まで隠しておきましょう。
ただし、強い爪がない人は仲間集めが大切な生き残りをかけた戦略になるので、隠さず見せて生き抜くのが良いみたいです。
で、わらしべ長者の本も、自分の持ち物をしっかり見せて、自分の得意を必要としている人にアピールして運をつかみ取っていこうという内容の書籍なのですが、アパグループは本だけ読むとさらけ出すことで成功を勝ち取っていった会社という感じですが、さらけ出しかたがタイミングを読んでいる感じはしますので、見せるタイミングにも気を付けた方がよいのかもしれません。
自分に味方を集める戦略は強いノウハウや閃きをもっていないけれど、大規模経営やチェーン展開をしたい人には本当に必要で、だからこそ、どんどん自分に人が集まるようにすることはいつの時代も大切な生き抜き方です。
だからこそ、わらしべ長者の様に持ち物を隠さず見せながら歩いて出会った人に提供して、代わりの物をもらっていく事で成功していけるから、自分のスキルも磨いて、人に提供してもらえるようにしましょうねって感じがおおざっぱに言うと本の内容なのですが、わらしべ長者の様にうまくいくには、我を捨てる事が本当に大切で、代わりの物が貰えなくても良いやってくらい人が喜んでくれるのなら、あげますよ、代わりにくれてありがとうっていう気持ちが根っこにないとうまくはいかない感じです。
わらしべ長者は交換した弱った馬を世話して元気にしてあげられなければ、最終的に家と畑は手に入らなかったのですから、交換してもらったものを育てられる力も必要なのでしょう。馬が弱っている、でも今すっごくお腹すいている、だから馬刺しにして食べちゃえ!的な主人公だったら、そこでお話は終わってしまっていました。現代人は馬刺しにして食べちゃう人の方が多いのではないでしょうか。
新入社員研修も足の引っ張り合いをして、せっかくの今後に繋がる人脈をつぶしちゃう子もいるみたいだし、過去はそれで勝ち抜けていた時代ですが、これからの時代は強力や協調、調和を重んじられる時代になるので、間違っている事はちゃんと間違っていると伝え、助けられる人は助けて、でも依存しあいすぎずに前に進めた人が生き残っていくようです。
桃太郎も、旅の途中でお腰につけたきびだんごをお腹すいて食べていたら、せっかくだんご持っているよって見せびらかした、きびだんごを活用できませんでした。桃太郎は一人で鬼退治に行っていたら、負けていましたからね。猿、雉、犬がいたからこそ鬼に勝てたのです。強い敵を倒すには多少自分がお腹をすかせようとまずは仲間を味方につける事が大切で、味方を付けるには、見せびらかす事が大切って事を多くの昔話は教えてくれているのです。
時は令和、令和という元号は万葉集から来ているので、古き良き日本の思想を思い出す時代ですよって事も今の時代には必要な要素になっています。
食文化も日本食は本当に優れています。小麦が高騰して困っている人もいる様ですが、日本人にはお米でしょって私的には思います。
日本は8つの島からできたと古事記には書かれていて、北海道と沖縄はその8つの島には含まれていないので、やはり、古くから稲作を行っている島が日本の始まりという事は先祖が北海道とか沖縄という人ではないのなら、小麦より米のほうが健康になれる身体にあった大切な食品です。
アパのような大企業の社長がわらしべ長者という昔話を引用して本を書く時代になりました。
だからこそ、昔話からヒントを得る事が大切だよって伝えられている、古事記や万葉集や、古今和歌集などに今後のヒントはたくさん隠されているのでしょう。
きびだんごを見える位置につけて、物々交換の品も隠さずに、欲しい人がいる時に提供出来る事が求められていると学んだ気がします。
腐ったきびだんごならみんなでお腹壊して鬼退治どころじゃないし、馬の看病がちゃんとできなければ、腐った馬食べてお腹を壊しちゃうか病気の馬から病気もらって自分も病気になっちゃいますからね。
そこんとこも気を付けましょうって事なのでしょうね。