針治療で翌日痛くなったり、アザができるのは何でだ

コロナの変異株で大騒ぎな様子ですが、敵を知れば怖い事はそれほどなく、しっかりと対策と健康管理に気を付けていきたいなと思っている今日この頃です。

さて、最近針治療に行って翌日歩けなくなったとか、痛くなったからもう針はやめたいという声をよく聞くようになったので、すこしブログにしてみる事にしました。

針治療は、症状によってはとても効果的で私は全否定はしません。良い先生に当たれば本当に持病の改善につながるし血流もよくなるし、歴史も古い治療方法なので使い方次第で結果は絶対に出ます。

ただ、患者さんの症状をしっかりと把握せずに針治療をしてしまうとこれが悪化してしまう原因にもなりかねないのです。

どこのツボに針を打たれたのか聞くとお門違いなツボにうっていたりを最近は耳にします。しかも、長年針を行っているという先生でマンネリ化しだしている先生ほど昔の知識のままで違った事を行っているので、私は若い勉強熱心な先生を見習ってほしいなと思ってしまう時も治療院業界には感じる事があります。

ぎっくり腰、捻挫、打撲、関節の急な痛み、こういった症状の人は針は避けて欲しいです。痛みの急性期には安静にして温めすぎないことが大切、針をうって巡りを良くしてしまったら、より痛みの巡りもよくなります。暴走してより悪化したように感じます。好転反応ではないのです。

免疫の弱っている状態の人、風邪の人も針は避けて欲しいです。めぐりすぎて余計に疲れて体力を消耗してしまいます。

じゃあどんな人に針が向いているのか、赤ちゃんが欲しい人、冷え性の人、うつ病の人、身体が柔らかすぎて可動域が広くぐにゃぐにゃ身体が動く、固いところがどこにもないのになんか怠い、痛いという人には向いています。

そして、針はツボではない場所にうってしまうとアザになってしまうので気を付けてください。体中はツボだらけです。ツボの教科書にも載っていないところにも実はツボがあります。だから外すことはめったにはないのですが、皮膚の中に異物を通すのですから、間違えたらアザになるのです。針で出来たあざは血流異常で躰の巡りが良くなったことで滞っていた場所にアザみたいなものが出現するという身体の構造からによるアザとは違います。さす位置を間違えてしまった結果なので、ご注意ください。

ただ、気にしやすい人は他人を責めるのも良くないので、しっかりと自分の躰にアザがないか確認してからどんな施術でも受けるのが良いですよ。

経済がどんどん悪くなってくると、あたりやみたいに、クレーマーが出やすい時代にもなってきます。それほど強い施術をしたわけでもない、アザが出る箇所に施術をしたわけでもないのに、アザができたとかクレームで慰謝料を請求してくる人も世の中にはいるようです。整体なんて特に洋服の上から施術をするので、チェックしにくいですから注意は必要ですね。

まぁ変なお客様が寄り付かない様に店舗側の工夫も必要な時代にはなって来ていますので。受ける側も、施術する側もどちらも注意するにこしたことはありません。

どんな治療や施術を受けるにしても自分の躰の状態を把握してから行う、自分の躰の状態がわからないなら問診力、触診力のある人の所にいく、それが自分の躰を守るためにも本当に大切です。

痛みには、出るべき痛みと出ないで良い痛みが必ずあるのです。身体は常に良くなろう、良くなりたいと自分が思っている以上に活動してくれています。

生まれつきの難病ではない限りは、自分が病気でいたいと思わ無い限り、病気でいる事で得をしない限りは病気は治ります。

人はお休みをしたいなぁとか 休んだ方が良いよって身体が教えてくれている時に病気になったりしやすいものですから、自分の躰と心の声を聴いて、素直に、自分に合った過ごし方や治し方を見つけていくのが良いですよ。

今年の冬までは去年よりは感染者数のアップダウンが激しくなり、急に感染拡大したりしますが、情報や周りに惑わされず、落ち着いて自分に最善な行動をとっていきましょう。

ウイルスは変異して当たり前なのです。生物は全て毎日変異しているのですからね。だから私たちの躰の中に毎日がん細胞も病気の細胞もあるのに生活次第で発病したりしなかったりしているだけなのですから、

みんな自分次第なのです。

ご縁、導き、全て不思議と繋がって最善が現れているだけなのです。だから病気は完全に悪ではなく、自分がより良くなる方向にいくデータや道しるべだったりする場合があるのだな、とつくずく思う今日この頃です。

朝、昼、晩、気温が違いすぎて体調を崩しやすいのでご自愛下さい