最近流行りだしている無痛治療ってどうなの?無痛のメリットデメリット

2021年10月は本当に寒暖差が激しいです。しかも秋の土用もあるので身体も家電も壊れやすいから身の回りのメンテナンスに気を付けましょうねっていう時期の今は真っただ中であります。10月20日~11月7日の土用は家電を買ったり引っ越したり大きなことに手を出すのはNGですよ。土用の丑っていうけれどあれは昔の人が普段取れていない栄養を取りましょうねって事なので、栄養摂りすぎな人は逆に食べ過ぎに気を付けましょうね。

最近は色々な治療方法が世に出回っていますね。痛がりの人が増えているから痛くなく治しますとか、治るのなら痛くないのもありですけれど、痛くないって治るプロセスの中で今まで生きてきてありましたかって私はとても疑問視してしまうところはありますので、無痛をうたっていると人体のこと本当にわかっているのかな、ちゃんと説明して下さいって最近は思ってしまいます。

タイトルの結論から、無痛のメリットは術者が疲れない、受け手は癒される。

では、デメリットは自然治癒力が発動しにくいくくなる、何をされたかわからない。

正直な話、触ってもらう、さすってもらうだけなら私の母親はとっても上手なので、時々母親に無痛治療してもらって楽になる事もあります。甥っ子にやり方を伝えてやってもらったら、その時も翌朝とても調子が良かったこともあります。無痛治療ってぶっちゃけ思いやりなの?と思う事もシバシバ、お手当って言葉もありますからね。

でも専門家の人にセミナーでやってもらった時に母より効果がなかった事と、同じような痛みが後日出てしまったり、痛かったところをかばって他がより痛くなったりの経験はありました。

人によっては学生時代に無痛治療をしてもらって一時治った気がしたけれど、若さからの時間経過による痛みの緩和が速かっただけで数年後に同じような捻挫癖がついているのでまた同じところを怪我したり、ストレスの暴飲暴食で若いころより不調になったりしている人もいます。

痛くない治療法にとても興味をもったこともある私ですが、自然治癒力のこと、無痛症という病気もあることを知ったうえで無痛ってどうなのって本当にこの全世界共通テーマであるコロナが浮上して自己免疫を高める事の大切さをしってからは、人間の感覚は敏感で繊細であったほうが助かる事もあり、心に関しては鈍感であったほうがメンタルは保てるということもあり、心と躰は一つともいうけれど、それぞれに感じ方の違いをより分ける事も大切と痛感しています。

無痛治療は、関節を適度に緩めたり、操体法という昔からある手技方法を織り交ぜたりすることによって本人の治癒力を呼び覚まし、血流をよくして治していくのが主な方法なので内臓疾患が酷くない人や身体を良く動かす人、若い人には有効な手立てではあります。

私のように、痛い場所が自分でわかって、こういう風にほぐしてこれくらいの強さが良い、と身内に言ってやれる人は効果的だったりする事もあります。

ただし、痛みが内臓疾患由来や生活習慣の乱れからくる人の場合はこの無痛治療はその場しのぎになってしまい、自分の痛みの感度が鈍くなり逆効果になる場合もあるのです。

人間は、ケガをすると痛いです。ぶつけると痛いです。痛みで躰が壊れている事を教えてくれているのです。こういう痛みを感じる力で自分を守り治すのです。

なので弱って日の浅い患部は少しでも触られると痛く感じる場合があります。慢性的になって身体が痛みに慣れてしまっている場合は痛みも心地よさも何も感じずに自分の歩き方や日常動作でごまかして痛みを奥に閉じ込めてしまっている場合もあるので、再度痛みを呼び覚まして痛みの回避方法を身体に教えてあげるように躰を柔らかくしてあげる必要も出てきます。

無痛治療のきもは声掛けにもあります。たいていの方は身体のここが痛いと言って治療なり施術なりを受けに行きますから、痛い場所を触ってあげて、そこにつながりのある場所を見つけこの場所が内側にはいってしまっているなり、外にひらいているなり、筋の走行のこりを見つけてあげて、この痛みはこういう動作をしたときに痛くしているから、こういう風にうごかすと血流が良くなりますよ、ほぐれますよって感じの事を説明しながらやさしく動かしたり、微細な圧をかけたりをすると、人は脳内でイメージして自然治癒力が湧いてくるから治りやすくはなっていきます。自己治癒しているのです。

たいていの無痛治療は声掛けをものすごくされると思います。どっちに動かすと気持ち良いですか、とか気持ち良いと感じる方に躰を傾けてくださいねとか、なので無痛治療は自分の痛い場所をわかっている人には効果は出る事はあります。

受け手の人の躰に優しく声をかけてあげるのも手だったりすることもあります。痛かったね、大丈夫だからねって優しく導く、安心感を持たせるのも効果的です。

なので、もしも無痛治療がよいのなら、信頼のできる優しい語り口の人に施術してもらうと素直な人はどんどん治っていくでしょう。受け手の素直さもとても重要です。

素直じゃないわけではないけれど、ストレスが多すぎる、不満が多い、奥さんもしくは旦那さんの我儘や子供の態度に困っているとか、自分の躰の不調の原因がわからない、何でか怠いという人や自律神経系の痛みの人の場合はその人の原因と痛みの発生原因をとらえるために、少しだけ痛みや刺激を与えてあげないといけない場合もあるのです。

痛いと思うと、その場所が弱っているのだなと意識がその場所に向きます。向くことで治りたい人は治そうと自然治癒力が発動します。

痛みは悪い事ではないのです。ただし、むりやり痛くするのも問題なので加減が大切です。

人それぞれ、利き手や利き足が違うように痛くなるメカニズムも違ったりします。

痛みは危険を知らせてくれているので、同じ強さで触られても痛くないとなるように導くことが身体には大切ですので、最初からどこも痛くないはそれはあまりにもお粗末な場合もあるのです。痛くなかったのだけれど、痛みを感じるようになって、流れが良くなって楽になったとか、痛かったけれど流れて痛くなくなったとか、これが施術中もしくは帰宅後におさ湯を飲んだりで流れ始めると起こりだすのが自然治癒力です。痛みレベル10を5まで下げてあげる事が大切です。

8まででも良いのですが、9や10まで下げてあげすぎてしますと、場合によっては自分で治せない身体にしてしまう事もあるので、少しだけ痛みを残しておいてあげないと、また暴飲暴食をしたり夜更かしをしたり、無理をして将来的に問題を起こさせてしまうので完全に良くしすぎるのではなく、帰宅後に自分で自分を良くできる余力分も残しておいてあげる事や生活を見直さないといけない分を残すことも長い目でみると大切です。

翌朝便や尿や汗がとても出やすくなってかったるくなったけれど、出きったらすっきりしたとか、毒素の溜まっている人にはおこることもあります。

また、骨由来の痛みは温めすぎても痛くなる場合もありますので、自分の痛みが骨由来か、関節由来、筋肉、筋膜、内臓、頭蓋、呼吸系にあるのか、神経系なのか、そういうのでも治癒していく段階やメカニズムが違うので、身体の声を聴くことも大切です。

病や痛みを放置するのも良くありませんが、病や痛みを怖がり痛みから逃げすぎるのも逆に不調を招く、不調を再発しやすくする可能性もあるという事を知っていくことも大切だと、最近の生活が楽で豊かになり、嫌なことや痛い事から逃げやすくなった私たちは、本当に良くなる未来やこれからの未来を想定して、何が大切で本当かを知っていく事も今だけではなく先々救われていくには大切だと感じております。