人付き合いは副菜くらいがちょうど良い

新年度がはじまり、新しい出会いをしているかたもいるのではないでしょうか?人付き合いが苦手な人は新しい出会いにストレスを感じている事もあるでしょう。

そこで今日は、人付き合いが苦手、人見知りじゃないと勝手に思い込まれているけれど実は人見知り、人間関係に対して考えすぎてしまうという人へメッセージです。

人は、栄養不足になると躰を壊してしまいます。逆に栄養がありすぎても肥満や高血圧などで躰を壊しています。

では健康になるためにはどうすれば良いか、食事だと一汁三菜などと言われて、主食、主菜、副菜をバランスよくとって健康管理しましょうと家庭科の授業で習っています。

ですが、食事をバランスよくとっているつもりでも、不健康になってしまう事もあります。それは、自分の体質に合わない食事もあるからなのです。腸内環境が人それぞれ違うから、食品ごとに躰への吸収や排出が個人個人違ってきます。

だから、副菜もとりましょうと言われるのです。副菜を取る事で主食や主菜で取れなかった栄養素がとれたり、栄養を吸収しやすくしてくれるからです。

例えば、鮭が主菜なら、副菜でほうれん草のお浸しをとり、カルシウムとビタミンを効率的に取りましょうと言った感じです。

これが人間関係でも当てはまってくるのですが、自分はバランスよく人付き合いしているつもりが、実は人付き合い疲労が蓄積して誰とも会いたくない時期を経験してしまい、あの子社交的だったのにどうしたんだろうね、な人がいたりすることもあるのです。

人間は誰でも努力をすれば社交的になれます。産まれつき社交的な人はごくわずかですから、それなりに頑張っているのです。リア充気取りをしたいがために自分に嘘をついている人も多い世の中ですから。

充実感は人それぞれなのです。1日にたくさん人とあったり、たくさん行動したことを充実したと感じる人もいれば、自分と向き合う時間を過ごせた事で充実したと感じる人もいます。

実は、エネルギーの法則からどちらがエネルギーがたまり、人間として波動が高くオーラが綺麗で素敵な人間になるかというと、自分と向き合いじっくり人と過ごせた時間が多い人のほうが、良い状態を保てるのです。

だから、人付き合いに疲れてしまう人は感覚が繊細で鋭いセンサーを持っているので、そこまで心配する事はありません。危険な事に巻き込まれにくくなるので、その綺麗な感覚を大切にしてみましょう。

食事もとりすぎると不健康になります。副菜は取りすぎなくて良いのです。

ごはんという炭水化物の主食が自分自身、自分自身の力をしっかり付けて、軸を保つ、肉や魚というたんぱく質やみそ汁(スープ)の主菜が自分の環境、衣食住で生活を整えて心を豊かにする。そして、小鉢的な人間関係という副菜はバランスよく。

人は、何かが欠けても心や体が乱れがちになりますが、多すぎても乱れるのです。

多くの人に囲まれても、その中で信用できる人は極わずかでしょう、ならばプライベートまで人間関係で悩むと本当に疲れてしまいます。

私は最近、友達と過ごす時間はありますか?と質問されて、友達それほどいないので平気ですよ、と言いました。五本の指が余るくらいしか友達はいません。知人ならそれなりにいます。だから私の黒歴史やら失敗や人間性を理解してくれている友達が数年ぶりにフラっと連絡してきてくれて、時間が合ったら会う、合わなきゃまたねって感じです。

無理に人と合わせると疲れる事が年齢を重ねるとわかって来ます。若い頃にどんなに友達をたくさん作ったとしても、長く続くのはその中のごく少数です。一方通行なら友達ではなく、推しですから、推しに入れ込んでいる自覚をもって付き合いましょう。自覚なしは後でとても疲れるし、あんなにしたのにって変な感情が出て心が汚くなりますよ。

あこがれの人とお付き合いしたり友達になっても長く続きにくのです。相互理解し高め合えるのが良い人間関係ってやつです。

相手の求める自分を演じる事は時と場合によっては大切ですが、そういう事ばかりをしていると気が休まりません。自分の事ばかりを考えていても、人としての器も小さくなってしまいます。

だから、人間は病気にもなったり、痛くなったり、苦しい出来事がおこる事で色々と気が付かせてもらえます。人や環境のせいばかりにしていると結局空回りしてマイナスな方向に進むだけだから、若い頃に苦労したほうが良いと言われるのでしょう。

若い頃にチヤホヤされすぎていたり、褒められすぎていると自己肯定感は上がるけれど、本当に辛い出来事があった時の対処が自虐的になったり、かと思うと相手を攻撃しすぎたりに偏ってしまいますから。

入れ込みすぎない、ため込みすぎない、近づきすぎない、全てバランスだから栄養バランスの良い人間関係も築けると1年が楽に過ごせることもあるのでしょう。

4月は出会いと別れが増えやすい時期です、すべてサイクルですから、ずっと何もない事もないし、ずっと何かあることもないのです。

だからこそ、人間関係は副菜くらいで、食べても食べないでも良い、入れ込みすぎないくらいで、必要なら向き合うのが良いのでしょう。

ただね、高め合いすぎも疲れる時もあるから、ふとリラックスしたり毒吐き出す場所もメンタルデトックスには必要で、本当にバランスが大切です。

自分を正当化する必要もないし、貶める必要もない、人間は全ての人が善人にも悪人にもなるし、それは接する人でも変わるのだから、鏡のように自分が悪人の時は目の前の人も悪人になってしまいますし、善人の時は善人になるのでしょう。

だからいつでも善人の人は疲れずに無意識に悪意もかわしてブッダのようにスルスルと生きて行っている。

でも、そんな人は滅多にいませんし、悟りを開ける人ほど宗教団体を作ったり、属したりする人にはいません。

人集めとか会合とかに興味はなく、自分の役目をコツコツやっていたら勝手に人が集まっていたという人や、畑を耕したり日々をコツコツ丁寧にシンプルに生きて楽しんでいる人は心豊かで素敵な人が多いのでしょう。

人間関係を複雑にしてしまうのも、シンプルにするのも自分自身、自分を大切に。

腹八分目にまずいもの無し。