筋膜リリースに行き詰まりを感じてるのか?!という現象とアプローチ方法への考察の大切さ

最近まで筋膜リリースって言葉が流行り続けていましたね。筋膜リリースはとても良い手技です。でも落とし穴もあるのですよ。

理学療法士さんがとてつもなく増加傾向にあり、その背景とからみ、筋膜リリースも増えたように感じます。理学療法士さんはどちらかというと西洋医学的な勉強がメイン、だから筋骨格系の知識は豊富です。なので、筋肉へのアプローチ療法が上手だったりします。ここに筋膜リリース増加も見受けられます。

しかし、筋膜リリースは効果も高いし痛くなくアプローチできて良い方法なのですが、経絡も盛り込んだ方がもっと効果が出せるのです。手の感覚に自信が無い方も、ツボを学び、筋膜リリースとまぜてやると効果が出やすいです。

足底筋膜のリリーステクニックもそうです。足は24個の骨から出来ている分、ツボや関節も多いので、ただ足底筋膜だけを意識するのはもったいない、リスフラン関節を緩める事、湧泉、失眠、大しょう、三陰交、然谷、水泉のツボへの指の沈み込み具合からも緩んだか考察出来ると良いですね。 

最近まで学びに行っていた筋膜リリースの所から、カッサ学びませんか?というDMが来ました。もちろん、もう私はそこには行きません。だって、筋膜リリースセミナーだって、この筋膜リリースのときに、経絡とベクトル、こういう症例の人にはここを注意してね、という補足があっても良い所の説明が乏しいから、質問しないと教えて貰えません。質問しても、それはこれの次のアドバンスやら上の段階に行かないと教えられないとか、夜のセミナーにも出てくださいとか言われちゃうから、そんな危険意識の低い所にはもう行けません。多くを学ばせて頂き感謝しています。多くの治療家と同じ時を学び共有できた事にも感謝しています。ただ、カッサは本当に腑に落ちないので。離れる決断をしました。

技も、道具も使い方や使う人次第では人を活かしも殺しもしてしまうのです。カッサは使い方を謝るとナックルをはめて整体をしているような物です。

整体での指導で、体重を名一杯かけろとか、自分の指が壊れてからが本物だと言われた事がありますが、私は自称まともな人間なので、そんな事は信じられません。

暴力やケンカは人を傷付けると同時に自分も、痛いです。強い力で殴った人の手や指はあざがありますね。殴られた人は殴られた場所に出血がある。でも、ナックルをはめて殴ったら、自分は痛くなくても相手はめちゃくちゃ痛いです。

私はホットストーンは寒い季節には提供します。でもカッサの様に入れ込んだりする使い方はしません。そして、カッサは温めても作りがホットストーンより薄いので、すぐに冷めてしまいます。逆に冷たくて私はお風呂の中や夏なら自分に使う事はあるけれど、お客様の施術には使いません。

これはカッサを父に使った時に頚椎症のシビレが翌日により酷くなったという反省点もあるからです。

カッサは気をつけないと、やった後や瞬間は楽になった気がしても、後で危険な事もあるのです。好転反応という言葉で誤魔化しては行けない現象です。頻繁に死ぬまでカッサをやり続けたいですか?なら、カッサを歯磨きをする様に日常習慣に取り入れて見てください。でも、辞めた途端に前より悪くなる傾向も出やすいですよ。

針、お灸、カッサは頻繁にやり続け無ければいけない手法である事を過去データや王朝時代の文献等からひも説いてください。

ツボの、位置は0.5mmのズレで効果も、持続性も変わるのですよ。針ほどピンポイントに狙えるものは当たれば最強ですが、外れれば毛穴と皮膚細胞を傷つけ、老化を促進するだけです。

どうかご自愛下さいませ。